コラム vol.1 時代を超えて愛される「トワルドジュイ」の物語 - 現代の楽しみ方 -
【Salon de lily Column Vol.1】
時代を超えて愛される「トワルドジュイ」の物語
- 現代の楽しみ方 -
フランスの古城に迷い込んだような、霧がかった優雅な田園風景。
単色(モノクローム)の濃淡だけで描かれる、繊細な人物や植物のモチーフ。
ポーセラーツやインテリアの世界で、時代を超えて不動の人気を誇るデザイン、それが「Toile de Jouy(トワル・ド・ジュイ)」です。
近年、ハイブランドがこぞってこの伝統柄をコレクションに取り入れたことで、再び熱い視線が注がれていますが、その歴史が18世紀のフランスまで遡ることはご存知でしょうか。
「ジュイ村の布」を意味するこのテキスタイルは、かつてヴェルサイユ宮殿の近くで生まれ、あのおしゃれ好きな王妃マリー・アントワネットをも虜にしました。彼女は煌びやかな宮廷ドレスを脱ぎ捨て、この牧歌的なプリントのドレスを纏って、プチ・トリアノン宮殿での「人間らしい時間」を愛したと言われています。
なぜ今、200年以上の時を経て、再びトワルドジュイが求められているのか。
それはおそらく、デジタルの喧騒に疲れた私たちが、無意識のうちに「物語のある静寂」を求めているからではないでしょうか。
現代のトワルドジュイは、かつての重厚感だけではありません。グレーやベージュ、ニュアンスカラーで表現されるそれは、甘すぎず、けれど冷たくない。
大人の女性の日常に、ふとした品格と安らぎを与えてくれる「精神的な贅沢」そのものなのです。
今日の「サロンドリリー」のご紹介
本日は、そんな歴史ある美しさを、現代の暮らしに合わせて軽やかに楽しむための転写紙をご紹介します。
王道のクラシックから、遊び心を効かせたモダンなデザインまで。あなたの作品に「物語」を宿す一枚を見つけてください。
Toile de Jouy シリーズ
シノワズリ柄や定番の田園風景など、18世紀フランスの空気感をそのまま閉じ込めたかのようなクラシカルな美しさ。
単色でありながら圧倒的な存在感を放ち、ティーセット一式をこれで揃えるだけで、食卓がまたたく間に美術館のような静謐な空間へと変わります。
焼成後の発色が美しく、細かい線画まで鮮明に表現されています。カップ&ソーサーへの全面貼りはもちろん、モチーフを分解してワンポイントとして使うのもおすすめ。余白を活かしたデザインが作りやすい、構成力の高い一枚です。
Safari シリーズ
「伝統的なジュイ柄は素敵だけれど、もう少し現代的なスパイスが欲しい」。
そんな大人の遊び心に応えるのが、アニマルモチーフを取り入れたSafariシリーズです。冒険心をくすぐる動物たちを、上品なタッチとカラーで仕上げました。
他とは被らない個性的な作品を作りたい方に最適です。動物モチーフですが子供っぽくならず、シックなインテリアにも馴染みます。プレートのリム(縁)にゴールドやプラチナを合わせると、より一層高級感が増すのでぜひお試しください。
ティーセットをトワルドジュイで統一して、マリー・アントワネット気分のティータイムを過ごす。
そんな贅沢な休日は、きっと明日への活力になるはずです。
ぜひ、Salon de lilyの転写紙で、あなただけの物語を紡いでみてくださいね。

